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  ミカンのレポート
概要

回答者のプロフィル


1999年産ミカンの味


ミカンがおいしいとイメージする県

ミカンを購入する店

無農薬・低農薬


産地からのミカン通販


1年間食べたことのない柑橘


21世紀まで残したい柑橘


生産者への意見

果物店から産地へ





Q8.●あなたが21世紀まで残したい柑橘を3つ選んでください。
 21世紀まで残したい柑橘は、温州ミカンがトップにあげられました。皮がむきやすい、食べやすい、値段が手頃である、ミカンの成分が注目を浴びた、いくらでも食べられる、など理由はいろいろあるでしょうが、他を断然引き離して1位になったのは、温州ミカンが国民的な果実として依然人気が高いということが証明されたともいえるでしょう。

 2位には伊予柑がきました。伊予柑は、外皮が厚い、中の袋も厚い、果汁が手について食べにくい、などの意見もありますが、それでもなお高い人気があります。売れ行きが落ちている点なども指摘されていますが、「味さえよければ、これからも大事にしていきたい品種」と評する専門店もいます。回答者の高い評価もそれを物語るものです。
 
3位のグレープフルーツとオレンジは、輸入果物の中ではバナナと並び、スーパーの定番商品といえるぐらいおなじみになりました。この場合のオレンジはバレンシアをイメージした回答となっているので、7位となったネーブルと合わせれば、オレンジ全体としては温州ミカンに次ぐ人気といえます。

 デコポンは味がよく、皮がむきやすい点から、専門店でも多くの人が「これから最も有望な柑橘」として高く評価しています。愛らしいネーミング、デコのあるユニークな形なども好印象を与え、消費者にも人気が出てきました。デコポンという名前を知っていても「食べたことがない」「近くの店で売られていない」などの回答が寄せられたので、もっと普及した段階で同じ項目の調査を実施すれば、デコポンは順位をあげるだろうとみられます。
 
柑橘類については、「酸味」や「さっぱりした味覚」も求められており、そうした人々は甘夏や八朔、文旦などを残したい柑橘として答えています。

 
残したい柑橘 件数
温州ミカン  
伊予柑  
グレープフルーツ 
オレンジ  
デコポン  
甘夏  
ネーブル  
八朔  
ポンカン  
スイーティ  
清見 
文旦 
夏のハウスミカン 
日向夏 
金柑 
美生柑 
セミノール 
マーコット 
三宝柑 
アンコール 

703
435
311
289
247
240
208
199
151
149
84
66
64
45
40
20
14
9
9
6

 *と、まぁ、こういう結果が出ましたが、愛媛県のある産地の担当者は、「伊予柑の人気が落ちていると見て、次の柑橘は何だろうと模索しているところだったので、伊予柑が2位になったのはとても意外」と話してくれました。生産者も、畑の一番よいところに、一番力を入れている品種を植えるので、単一の品種だけを作っている生産者は少ないのですが、よい場所のものはよりおいしくなり、不利な場所のものは生産者がいくらがんばってもあまりおいしくないものになってしまうのだそうです。そうやって、八朔などは隅っこに追いやられてしまったというわけです。だから、柑橘として超有名産地でなくとも、「うちは八朔に一番力を入れています」というような産地のものを買えばよいということになります。大柑橘産地といわれる愛媛県でも、温州ミカンの得意な産地、伊予柑ならば愛媛一、とかいろいろ産地の特徴があります。一般消費者にとっては、同じ愛媛県であっても違います。専門店はこういう違いを知っているから、プロの店ともいえるのです。

 でも、専門店といえども、産地から見ると、取扱いを知らないケースに出くわすそうです。たとえば、柑橘1個1個をラップして冷蔵ケースに入れている店があります。保存をよくするためでしょうが、産地から見れば、柑橘はある程度日持ちするので、常温でラップせずに果実にも呼吸をさせてあげてほしいそうです。