柿を生で食べるときの切り方は、ヘタの周りを少し大きめに切り取って、縦切りにすると、柿の甘味が均等に分配されます。
というのは、花落ちと呼ばれる部分(ヘタの反対、花ビラが付いていた部分だから花落ち)と種の周りの甘味が強く、ヘタに行くほど甘味が薄くなるからです。
では、見た目がキレイに見える切り方は?
キレイかどうかはわかりませんが、柿を切るときに種を切らない方法ならあります(種を切りたい人はその逆ね)
柿には果肉に4条の溝があります。その溝にそって切れば、種を切ることはない(はず)。
ヘタのほうからみて、ヘタのくぼみの部分に包丁を入れて4つに切っても種には当たりません。ヘタを下にして切る人は4条の溝を目印にすればいいでしょう。
それから、ヘタ付きの白い軟らかい部分を三角形に切り取るとさらにおいしく食べられます。
[おまけのエピソード]
ところでこれで正しいのかどうか、名古屋の店が実験をしたところ、上のどのやり方でも種に当たらずに切れました。
「よしよし正解、へー、結局どの溝に包丁を入れてもタネには当たらないんだ。なるほどねぇ」
メデタシ、メデタシ。
実験を終え、「今日はなかなか収穫があったなぁ、
うんうん」と、実験で使用した柿を食べていたら、あることに気付きました。
なんと! 実験で使用した柿は種のない次郎柿だったのです。
そりゃ、どこを切っても種は切れんわなぁ。グッシュン。
それを聞いた東京の店が「あれ〜、次郎柿って種がある品種じゃなかったかなぁ」。かくて、東京と名古屋の市場で、果物探偵団となって真相究明にあたったところ、「そういえば〜このごろ種がない!」という話になりました。特産県の愛知県でも静岡県でも「種なし次郎さん」がいつ頃から種がなくなったか、わからずじまい(まれに種が入っているのもあるそうですが)。でも、「種がない分、食べられる部分が多いですよ」ってニッコリ。なるほど。産地はしっかりしてます。 |