さくらんぼ、辞書を引くと、「さくらん坊」と書いてあります。さくらんぼは「さくらご」とも呼ばれ、小さく、愛らしいイメージの代表的な果物です。
桜桃(オウトウ)とも、チェリーとも呼ばれますが、さて、この使い分けはどうなっているのでしょう。
一般的には、木は桜桃、実はさくらんぼ、加工されるとチェリーと使われています。
山形出身の人から、「子供の頃にさくらんぼを食べ過ぎると腹が痛くなると言われた」と聞き、うらやましく思ったものでした。さくらんぼは季節感を伝えてくれる果物としてがんばっていますが、それだけに高級な果物で、庶民感覚では「いつか安くなったら食べよう」と思っているうちに、そのシーズン食べずに過ごしてしまうという人も多いようです。
さくらんぼの時期に6月頃にぜひ一度山形県を旅してみてください。どこの園地もさくらんぼが鈴なりになっていて、もうそれは感激します。青い空、緑の葉、そして赤い可憐なさくらんぼたち。目を閉じてもその光景が浮かんでくるほどです。
園地を訪ねて驚きました。すっくと天に向かってまっすぐに枝を伸ばしている木は、真っ赤で太った実をたくさんつけています。曲がって元気がなさそうな枝をつけた木は成長のよくない実がついています。さくらんぼの木はあまり大切に育てすぎてもだめで、多少いじめるくらいの育て方をすると、実にきちんと栄養がいくそうです。人間の子育てとも共通するのだなぁと思ったものでした。
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