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さくらんぼ
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主な品種
高砂

 結婚式の高砂や〜といった感じのおめでたい名前です。これは明治初期に欧米から入った「ロックポートピカロー」が、明治後期に日本名に名称統一されたものです。品種名が横文字なのでわかりにくいとして名称統一されたものには、「日の出」「珊瑚」「福寿」「琥珀」「深紫」「養老」「那翁」などがあります。どれもめでたい名前がついていますね。今も名前を聞くのは「日の出」ぐらいで、「那翁」は原名の「ナポレオンビカロー」から「ナポレオン」のほうが定着しています。
 さくらんぼの日本一の産地、山形県では高砂が露地物で6月初め〜20日頃までと一番早く出回ります。

DOS君より】
 佐藤錦と遜色なし。ただし、色 艶 完璧に近いものを食べたので遜色なしと判断しました。白っぽかったりしたら、「う〜ん、高砂だなぁ」って感じになります。コクが佐藤錦と比べて「ちと、足りない」です。甘味があってもコクがないと、格が落ちます。

 色艶いいやつを選ぼう。でもすぐに佐藤錦が出てくるので、待てるならば佐藤錦が出てくるのを待ちましょう!
 うちでは最初に出てくる山梨のハウスの高砂は売るが、山形の高砂は佐藤錦が出てくるまで、買いません。

佐藤錦 佐藤錦

 日本を代表する品種です。山形県の佐藤栄助さんは家業のみそしょうゆの醸造業を継ぎましたが、1892年(明25)25歳のときに趣味で果樹栽培を始めました。しかし40歳を過ぎて株の投機で全財産を失ったときに、以後は果樹栽培をしようと決心して、品質のよい早生種の育種研究を始めました。
 
 その結果、誕生したのが、果物界の超ロングセラーを誇る「佐藤錦」です。「ナポレオン」を母にし、「黄玉」の花粉を交配して実ったなかから育種され、1914年(大3)に命名されました。佐藤さんは1950年(昭25)に亡くなりましたが、佐藤錦のほうは半世紀近くもトップの座を守り続けています。

 6月初旬〜下旬が出回りの中心になります。それ以前に出回るハウス物などは高級すぎてギフトに用いられることが多いようです。 品質がよく、甘く、雨にも劣果しにくい、と三拍子揃った優等生のさくらんぼです。アメリカンチェリーが輸入されても、日本産さくらんぼが独自の歩みをしてこられたのも「佐藤錦」という存在があったからでしょう。

【DOS君より】
 甘い、コクがある、キレもある。これだとアサヒビール!
具体的に言えば、深い甘味があるけど、さわやか系の甘さ。他に例えると熟したMADE IN JAPANの雑メロン達ではなく、熟したMADE IN USAのハネジューメロンって、とこかいな。
 でもでも白っぽいのだと、やっぱり味が日光の手前です(今市)。高くても赤い面積の多いのを選びませう!白いのは甘味薄いし、コクがないよ!

レーニア レーニア

 6月初めに「佐藤錦と味が似ている輸入さくらんぼだよ」といって売られていました。食べてみると、皮がちょっと固い感じでした。日本に佐藤錦がなかったら「うまい」といって食べているかもしれません。逆に言えば、「レーニア」を食べ慣れている外国の人が「佐藤錦」のほうをうまいと思うかどうかはわかりません。

【DOS君より】
 ほとんど「ナポレオン」状態。味で区別がつかない。ブランドによって味に高低があるのが、たまにきず。仕入れは絶対食べてから買う。「要注意」。何が言いたいかというと、レーニアだから同じだ!と、思っていると、「カス」を掴まされる。う〜ん、「お店」を信用するっきゃない。あしからず。

 うちでは、どす黒いアメリカンチェリーより人気絶大。10人中7人がレーニア派です。またこの時期、日本のばか高い佐藤錦を売るより、こっちを売ったほうが、喜ばれる。
 去年(97年)レギュラー、レーニア 、佐藤錦を売り比べた結果、レーニアの圧倒的勝利。勝った要因「安い、うまい、さくららしい色、量がある」からでしょう。

ブルックス

 レーニアとビング種を掛け合わせた早生の品種で、アメリカのカリフォルニア州から5月初旬頃に入荷しました。98年は不作の見通しです。見た目はビングとよく似ている典型的なアメリカンチェリーです。

ビング ビング

 アメリカンチェリーの中で最も収穫量の多い品種で、日本向けには80万ケースくらいが輸出されます。6月下旬まで出回るカリフォルニア産の後を受ける形で、6月初旬頃からワシントン州オレゴン産が出回ります。

 さくらんぼはもともと欧米から来た果物ですから、ビングもかつては山形県内で栽培されましたが、晩生なので定着しなかったそうです。s

ジャボレ

中生種で、ナポレオンや佐藤錦の受粉樹として活躍しています。

【DOS君より】
ランク外。色 艶は「いかにも、うまそう! でも味は……です。

ナポレオン ナポレオン

 18世紀初期からヨーロッパ各国で栽培されていた品種です。ナポレオンというイメージから来るように、大粒で締まりがあり、ほのかな酸味とともに甘さがたっぷりあります。完熟したナポレオンは完熟した佐藤錦よりも美味と評する専門家もいるほどです。佐藤錦の親にもなっているように、育種には欠かせない品種になっています。

 ところで、このナポレオンはフランスの英雄ナポレオンよりも早く存在していたのに、どうしてこの名が付いたのかって? それはナポレオンがセントヘレナで没した後、ベルギーの王様が1821年にナポレオンにちなんで命名したということです。日本では明治時代に「那翁」と呼ばれていました。

 やや酸味があるので、ジャムやシロップ漬、リキュールなどにも利用されています。

 さくらんぼは収穫前に雨に降られると裂果してしまうので、生産者はビニールがけの雨よけテントで雨の被害を受けないように注意を払っています。雨に強い「救世主」的品種が望まれますが、残念ながらナポレオンも雨には勝てないそうです。
 6月中・下旬に出回る晩生種です。

南陽

 1957年に山形県農業試験場置賜分場でナポレオンの交雑実生のなかから選抜されたものです。大粒といわれるナポレオンよりも一回り大きく9〜11gくらいになります。甘みがあって、ジューシーで、すばらしい晩生種ですが、着色がややよくないこと、収穫が梅雨の時期にあたるなどにより収穫は減っているそうです。
山形では佐藤錦よりも遅い時期に出回ります。

kouka.jpg (5524 バイト) 香夏錦

 もしかして、山形県期待の新品種?と思って購入してきたのですが、味は佐藤錦とあまり変わりませんでした。

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