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りんご
りんごの丸かじり
酸っぱいりんご[盛岡50号]について.1
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 酸っぱいりんご「盛岡50号」について -2-


  多様な味覚を好む消費者がいるのだから、生産者もこれ一つとして決めないで、消費者のニーズに合わせて生産してほしいと思いませんか。「ふじ」のように全国ブランドにならなくとも、地方ブランドのリンゴでもいいじゃないか。というわけで、品種登録もされずに消えるかもしれない「盛岡50号」を応援しています。朝日新聞に出た記事を読んだ人から「このリンゴを食べてみた〜い」と言われました。さすが大新聞の威力。「盛岡50号」を大アピールしたいので全文紹介させていただきます(文章の出だしが決まってる!)

朝日新聞99年1月8日付朝刊

 ミニ時評
酸っぱいリンゴ
   甘さ追求の流れに変化

清水 弟(企画報道室)


  3ヵ月前に食べたリンゴが忘れられない。
「ふじ」より一回り大きい。鮮やかな赤で、香りがいい。水分もたっぷり。何よりほどよい酸味が奥行きのある味にしている。
「どう? 悪くないでしょ」
  そう言ったのは、果物研究家で元西武生鮮食品の社長の江澤正平さん(86)。いつもとびきりうまい野菜や果物を見つけてくる。
リンゴは「盛岡50号」という。盛岡にある農水省果樹研究場リンゴ支場が開発した新品種候補。1976年に「はつあき」とスターキングを交雑した。初めて実を結んだのは83年。各県試験場の協力で地域適応性も調べたが、98年2月には「普及の見込みなし」と開発中止が決まった。
  「このまま消えちまうのは残念で……」

  昨年秋、江澤さんは「四季の会」を召集した。会員は銀座千疋屋、万惣、新宿高野、三越、高島屋、伊勢丹に店を出す青果店など、東京の名だたる果物店の社長たち。果物には高級品イメージがあって、彼らの評価が流通市場をリードしている。
リンゴ支場の副島淳一・育種研究室長も参加して「盛岡50号」を試食した。

  「結果は少し意見が分かれた。酸味が強すぎるという人もいたが、生食をほめる人、お菓子や料理は絶品と推す人もいた。リンゴ好き、通には好評だった」と江澤さん。
  日本のリンゴは、ひたすら大きさと甘さを追求してきた。「ふじ」で糖度14.5度。最近は20度の品種さえある。だから、酸っぱいリンゴが売れるかどうかは、日本人の味覚の幅、成熟度ににも関係している。
甘さを競ったミカンは、数年前から、酸味があり味にこくがあるものが増えてきた。イチゴもまろやかな酸味が大事だという。そろそろリンゴの番かもしれない。

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