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キウイフルーツ Kiwi fruit  

 
 
 中国の長江(揚子江沿岸)が原産のマタタビ科のつる性落葉果樹、北海道の山でとれる野生のコクワはこの仲間である。1906年にアレキサンダー・アリソン氏が中国からチャイニーズグーズベリーの名で持ち帰り、ニュージーランドで改良された。1924年にヘイワード氏が発見した偶発実生が現在の主力品種のヘイワード種であり、品種は他にアボット,ブルーノなど。1959年にニュージーランドの国鳥・キーウィに、色,姿が似ているところからキウイフルーツと名付けられた。

 1970年には400haの栽培が記録され、その後急速に世界中に栽培が普及して、1998年には53,000haとなっている。国別ではイタリア,ニュージーランド,チリ,フランス,日本,ギリシャと続く。

 わが国では、昭和40年代後半よりみかんの転作作物として愛媛,福岡を中心に栽培が増加したが、1990年の生産過剰による価格暴落、翌91年の台風13号による甚大な被害で栽培面積が減少した。近年は価格の安定化により一服状態となっている。

 果実は直径6pくらいの卵型で茶褐色の毛でおおわれており、果肉は淡いエメラルドグリーンで中心部はクリーム色、その周辺に小ゴマ粒大の軟種子があり、見るからに緑の宝石といったところ。近年、果皮は黄色でタネのまわりが放射状に赤いレインボーレッドという品種が誕生している。ビタミンCが多く一個で大人一日の必要量を満たし、蛋白質分解酵素のプロテアーゼを含むので、肉質を柔らかくする働きがある。皮のまま半分に切ってスプーンですくって食べたり、皮をむいて薄切りにしてカクテルや果汁の飲み物に、また、フルーツポンチの色どりに非常にすがすがしいアクセサリーとなる。

選び方と保存

 食べ頃は手にもって少し柔らかいころがよく、固いものはりんごやバナナと一緒にポリ袋に入れておくと、エチレンの作用で数日で追熟して食べれるようになる。保存は涼しい所へ。

ニュージーランドは6〜12月、国産は2〜5月。

 

2004-3-7