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繁盛店の招き猫 -15-

神戸市兵庫区の神戸新鮮市場
 市営地下鉄「湊川公園」駅から徒歩5分のところにある神戸新鮮市場は、まさに神戸市民の台所といった風情で食料品店が多く並びます。3つの小売市場と2つの商店街の連合体から形成されています。
菊水昆布(ハートフルみなとがわ1階)
ハートフルみなとがわ1階の百年の味の店「菊水昆布」では、昆布製品を多く扱っています。おやつ昆布、根昆布、松葉昆布等々。たまたま通りがかった9月はまだペナントレースが終わっていなかったので、「阪神タイガース勝利の翌日 一品半額奉仕」をしていました。その象徴が「招きトラ」です。店全体から阪神ファンという意気込みが伝わってきます。農林水産大臣賞を受賞したという菊型に抜いた塩昆布を買って帰りましたが、とてもおいしかったです。地方発送もしてくれるそうなので、電話番号も書いておきます。
電話078-511-2326
(2002.9)

(有)大西青果(ハートフルみなとがわ1階)
 三田・岡山・丹波地方松茸卸及び小売、青物全般・珍味、即製品・缶詰などを扱っているお店の2代目は写真左の郡美恵子社長。左のご主人は会社を定年後、店を手伝い始めたそうです。9月は松茸のシーズンで、朝届いたばかりの松茸を陳列していましたが、少しも面倒がらずに関西漫才のノリで会話を楽しめました。このお店では業務用の注文が多く入ってくるそうです。
「国産のものは山をいくつかもっていて、山でとれた松茸は全部うちへくるの」
「いまは届いたばかりだから匂いがしないけど、少したって乾いてくると、ファ〜ッと松茸の香りがするわよ」
「あの猫は2000年4月7日、ここのオープンのときにもらったの」(ハートフルみなとがわは阪神・淡路大震災の後に建ったショッピングセンターで、大西青果は1階に入っています)

「家にも福ちゃんと玉ちゃんという猫が2匹いるの。玉ちゃんは交通事故で瀕死の重傷を負ったから大変だったのよ。福ちゃんは高貴で鼻筋の通った猫なの。震災でだめになったから、自宅は新築したんだけど、といってもまだ3分の2は銀行のものだけど・・・猫が2匹もいるから家中ガリガリになっちゃった。ね、私が猫好きだってわかったでしょ。うちには本物の猫もいるのよ」
料理人御用達の店では、季節の野菜の地方発送もしています。きっと地元の人が発送するのが多いのでしょうね。
〒652-0032 神戸市兵庫区荒田町4-29-24
ハートフル湊川
電話078-511-1562
 
神戸のお店の人たちは、95年の震災被害を受けて、家やお店のローンを抱えている人たちが大勢います。それでも、すごく元気そうなので、うれしくなります。

楠堂本家(東山商店街)
神戸新鮮市場の神戸東山商店街(但上湊川本通)にある楠堂本家では、野球カステラを実演販売していました。ボール、グローブ、ミット、バットなど9種類入ったカステラです。関西ではすでに有名なお店なんでしょうね。店の左隅に招き猫とクマの親子のぬいぐるみが飾ってありました。
「あの猫は30年近くいる古いものでね」と店主の牟礼健二さん。まるで生きた猫を飼っているかのように話してくれました。楠堂本家も歴史は古く、明治40年(1907年)創業だそうです。
電話078-511-0513
(2002.9)
 


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