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きんかんのブランデー漬けとホットチョコレート

 材料(作りやすい分量)
きんかん・・・・・・・・・・20個
グラニュー糖・・・・・・ 50g
ブランデー・・・・・・・ 200cc
ホットチョコレート(2〜3人分)
牛乳・・・・・・・・・・・・・・300cc
製菓用スイートチョコレート・・・・・50〜60g
砂糖(好みで)・・・・・・適量
 作り方
1.きんかんは洗い、沸騰した湯で2回ゆでこぼす。よくふいて、竹串で数カ所穴を開ける。

2.
熱湯消毒した広口の保存瓶に砂糖とともに入れ、ブランデーを注いでしっかりふたをする。冷暗所に置き、ときどき揺すって砂糖を溶かす。3週間ほどおいてお酒がしみ込んだら食べ頃。

3.
ホットチョコレートを作る。チョコレート(製菓用の代わりに、一般に売られているビタータイプのものでも可)は細かく刻む。小鍋に牛乳を入れて火にかけ、沸騰直前にチョコを加え、へらで混ぜて溶かす。器に注ぎ、好みで砂糖を加え、ブランデー漬けのきんかんを浸していただく。

 クリスマス真近の、北アルザスの田舎町。偶然通りかかった小さな果物屋の店先では、「今日のお買い得品」のオレンジが、赤や緑のにぎやかな飾りに囲まれて、かごに山盛りになっています。

 カメラを取り出し、シャッターを数回押します。顔をあげると、店の主人とおぼしき男性が、入り口からこちらを見ていました。

 慌てて笑みを作り、ディスプレイを賞賛。「中で写真を撮ったらどう?」と勧められ、いそいそと、店に足を踏み入れます。

 そう広くない店内。入り口付近には、季節の手作りリースやブーケのコーナー、右手奥には生花のショーケースが置かれています。中央には、果物の陳列台。

 季節のりんご、洋なしは種類が豊富で、色も形も揃っています。知らないトロピカルフルーツやナッツ類も充実。さすがは専門店。
 「kumquat」という札が目に入りました。うずらの卵を少しふくらませた大きさの、オレンジ色の実。きんかんに違いありません。極めて日本的な果物だと思っていたけれど、こんなところで会えるとは。

 「果物は好き?」明るい声にふり向くと、店の奥さんが笑っています。「ちょっと失礼」と、きんかんを三つ四つ選び取り、カウンターへ。柄つきの平たいかごの横に置きました。果物が何種類かとリボン、もみの枝など葉物も用意されています。

 かごに緑を敷きます。パイナップル、バナナ、マンゴ、りんご、洋なし、ライチ、スターフルーツ、ぶどう、柿。手際良く、彩りバランスよく、詰め合わせていきます。

 フランスで初めて見る、フルーツアレンジメント。「体裁より量」の売り方、買い方にばかりふれてた目には、もの珍しく楽しい。お祝いごとの多い今の季節、贈りものとして人気なのだとか。


 板チョコレートやジャムなども盛り合わせています。フランスだなあと感心。

 きんかんをポンポンと仕上げに飾って、出来上がり。「のどあめ」「くず湯」のイメージが先行し、渋い果物との印象があったけれど、ここではおしゃれなエキゾティックフルーツといった感。写真におさめます。

 フルーツアレンジメントはどこかで習ったのですかと尋ねると、「自己流よ。でも、好きなことだと、何でも上達するでしょう」との返事。
 万国共通の法則です。


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