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【トマト】
トマトは卸売市場でも一番の取扱いだって聞くけど、うちの店でもトマトは一番の定番商品だね。野菜が6割だけど、そのうち10%はトマトの売上げで断然トップ。夏だと7〜8種類、冬でも5〜6種類は扱う。お客さんのニーズに応えるには、それだけ置かないと野菜で1位の売上げは保てないわけ。
トマトのよい点は、簡単に食べられるところだね。切ればすぐ食べられ、調理加工も必要ないから今の時代に向いていると思う。甘いトマトは果物感覚で丸かじりして食べてよってすすめる。
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お弁当にはミニトマトがいいけど、夏はオレンジやイエローのミニが出てきて彩りがきれいだよね。サラダなどに盛り合わせるにはミディトマトが甘くていいよ。ミニや中玉が人気で、逆に大玉の2L、3Lサイズが市場で安くなったんですよ。家族の人数が少ないと大玉だと持て余してしまうからでしょうね。だけど大玉トマトの露地物は味としては一番おいしいから、トマトが大好きな人には2L、3Lサイズをすすめている。
若い人は料理のバラエティーがあるから、いろいろな種類を買っていくけど、年配の人はある程度「このトマト」と決めるとそればかり追いかけるみたいだね。みなさん、甘い、高糖度のトマトが好きだね。 |
「トマトはあの店に行けばハズレがない」という感覚で売っていきたいと語る杉本さん
トマトも産地別に売っている |
売っていて一番おいしいと思うのは夏秋トマトの終わりごろのもの。8月下旬から9月になってトマトを収穫する段が6〜7段、大人の背丈くらいになると味が濃くなって糖度が乗ってくる。そのころが一番おいしんじゃないかな。
逆に、出始めの1番果、2番果のうちは各産地とも水っぽさがあり、皮もやわらかくて売りにくい。5段目くらいになるとゆっくり熟した感じで、トマトのかたさが出てきて濃厚な味になってくる。それが、夏秋トマトの一番の特長だと思う。
うちの店では抑制品を売らずに、温室物になるまで露地トマトを引っぱっちゃう。露地トマトはうまいんだよと説明しながらね。
昨年(2003年)は秋田産の夏秋トマト「桃太郎8(エイト)」を2か月ほど売った。産地の箱に桃太郎と書いてあっても桃太郎の中のどの品種かが分からない。だから、種苗会社の品種紹介雑誌とかをこまめに見て特長を知るようにしているね。
「桃太郎」はトマト=桃太郎という意識を植え付けた。そのネームバリューはすばらしいと思う。トマトはおいしければ、1袋にボリュームがあっても売れるんだよ。だから、トマトはあの店に行けば絶対にはずれがない、という感覚で1年間売っていきたい。水に浮くようなトマトは売りたくない。その意味で「桃太郎」は中身がびっしりだから浮くことはないと思うけどね。
【タケノコ】
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タケノコは2月下旬から国産の鹿児島産から扱い始める。2か月半くらいの短期決戦だね。2kg2000〜3000円になると、ゆで始める。ゆでるとタケノコごはんにしようというお客が買っていく。50kg入る釜に、1日で多いときは1回半、60〜70kg、少ない時でも30kgゆでる。
タケノコは週末に圧倒的に売れるんですよ。家族が集まる金・土曜日にタケノコごはんをしよう、となるらしい。週明けは売上げがガクンと落ちるので、30〜60kgで毎週行き来するわけ。 |
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桶の中に入っているペットボトルは、中に水を入れて凍らせたもの。必要なときに繰り返し使えて便利。 |
売りやすい価格は2Lサイズで1本500円くらい。タケノコって5割が皮だけど、うちのはかなり大きくて500円だとお得感があるらしくてよく売れる。
中国産は残念ながら根っこがかたくて風味がないから、うちは国産だけを追いかけてるけど、タケノコは産地が近いほうが新鮮で安くておいしいね。 |