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【ピーマン】
「うちは居酒屋さんなど飲食店の人がよく来店します。メニューでピーマンを使う料理は多いから、いいものを極力値段を抑えて定位置におくようにしてます。
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夏から秋にかけては茨城産など関東物と東北・北海道物、冬春は宮崎、高知産が主力になります。必ず大小2種類のサイズを置くようにしています。大きいものは光沢があって、おひたしにしても軟らかいピーマンをオススメ品として扱います。
大量に使う人は産地の袋入りを買うようです。バラで仕入れて小分けするのは、なるべくおいしいもの、いま(9月)ならば茨城の抑制栽培物などを選びます。バラを大袋に詰めてお得用で売ったりもしますが、業者さんは裏の作業場で待っていて持ち帰るんですよ。 |
ピーマンってふつうは品種で売らないですよね。でも、八百屋塾(都内の八百屋さんの月例勉強会)で8月にピーマンの食べ比べをしたときに岩手産の「京ゆたか」は甘みがあっておいしかった。ピーマンの揚げびたしはおばあちゃん(初代夫人)がよく作ります」
麻衣子さん「おばあちゃんは料理が上手だから、お客さんから頼りにされています。ピーマンの肉詰めは、辛みそをかけてフライパンで焼くんです。私はピーマンが苦手ですが(笑)、年に2回食べられる時期があるんです。春に出始める茨城産と夏に出る北海道産はやわらかくて味が全然違う。いやな青臭さがなくて、甘みがあって、果肉もジューシーですごくおいしい。細く切ってさっとゆでて何も味付けしなくても食べられる。家庭をもったからにはピーマンも料理しなくちゃと思っていますが、カレーに赤や緑のピーマンを入れるのは最近凝ってますね。カラーピーマンを入れると彩りがきれいです。
カラーピーマンはイタリアンレストランやフランスレストランのシェフも買いにくるので、なるべく赤、黄、オレンジを置くようにしていますが、赤がよく売れますね。でも、八百屋塾で食べ比べしたときには黄色が甘いと思いました」
【ホウレンソウ】
「ホウレンソウは一年中扱います。市場(船橋市中央卸売市場)に地物の近郷野菜が多く入るので、朝とれたての新鮮な野菜が並ぶことも多い。見た目は多少悪くても甘くておいしいので、露地栽培物にこだわって仕入れています。選ぶ基準は、まず軸が細すぎず、しっかりしていて、葉も青くて葉肉の厚いものです。船橋は都会のようですが、まだまだ畑が多いので、都内よりも青物はいいと思います。 船橋産の露地ホウレンソウは、「寒締めホウレンソウ」のように軸が甘い。寒さにあうと甘さがいっそう増すようで、いまの時期はまだ軸の色が薄いけれど冬になれば軸が真っ赤なものもあっておいしいですよ。地物がない時期だけ、他産地のハウス物を扱っています。
多いときには3〜4種類並べます。いいものを少しほしいという人もいれば、商売をやっている人はそこそこの値段のものを大量にほしがる。だから、品質、価格、産地などで違いを出しています。
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ホウレンソウもこのごろ話題性があるものがいろいろ出てますよね。「ちぢみホウレンソウ」を売ったときには後からおいしかったと言ってもらえて好評でした。ホウレンソウは蓚酸があるから、ゆでてアクをとらなければいけませんが、「サラダほうれんそう」はあく抜きをしないで使えるのでよく売れます。今日は仕入れたのに、4時前に売り切れてしまいました。
おばあちゃんが、サラダほうれんそうにはドレッシングを熱くしてかけるとおいしいわよってPRしてくれています。コマツナもすぐ料理に使えるので、ホウレンソウの代わりに買う人が増えてきました。病院でホウレンソウの代わりにコマツナを出すという話も聞いています」 |
麻衣子さん「うちではPOPにおすすめの料理をいろいろ書いているんですよ。今日はベーコン炒め、おひたし、なむるがおすすめと書いていますが、うちのおばあちゃん、お母さん、それぞれの世代にお客さんがついているので、料理の話を楽しみにしてくる人もいます。ホウレンソウはすき焼き風に豚肉としらたきで食べればおいしいよってね。私は、若い人にはスパゲティ、ほうれん草のクリーム煮、グラタンとかをすすめます」 |