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東京都青果物商業協同組合
本部青年会会長 |
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全青青連会長、店は南千住で4代100年続いている老舗
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●創業百年祭を実施して
私も八百屋塾を立ち上げるときから運営に携わっています。老舗の挑戦ということで話をしてくれと言われましたが、私のところは明治32年に初代のおじいさんが26歳、おばあさんが19歳のときに初めて八百屋を創業し、ことしで104年になりました。
私自身、初代の祖父は顔を知りませんが、語り草できいています。関東大震災や戦争など紆余曲折がありましたが、昔は大量輸送は川で行われていたので、橋の側が一等地だと思い、隅田川に架かった一番最初の千住大橋に近い南千住に移ろうかと悩んだときいています。今の場所に移ったのは賢明な判断だったと思います。
この店も100年とキリがいいので、地域還元の意味を込めて昨秋「創業100年祭」という特売をうちました。地域の皆様には安く販売したので、大変喜んでいただきました。ただこうした不景気な時代には、何か後につなげていく方法をしなければ特売の意味はないのではないか。今、売れない、売れないとあきらめている人も多いが、体質を変えていくには同じことを繰り返し繰り返しすることが体質改善につながるわけで、青年会も強い組織としていかなければならない。
そこで、消費を喚起する、地域の活性化という目標を掲げて創業祭を行いました。特売をするにあたって感じたのは、野菜や果物の本質を知らなければ、なかなか価格設定につながらないということです。売れないならばいくらにすればよいのか。ある程度の値頃感をもって利益をあげていかなければ商売として成り立たないわけで、物の品質を見極める力が価格設定につながっていくのではないかと感じました。特売をして客数が増加し、もう1品買っていただくという結果につながりました。それ以降も毎月特売を続けています。
●消費者起点の発想を
もう一つ感じたのは、我々の業界で一番弱いところだと思うのですが、アピールする方法についてです。我々の中でもパソコンでチラシを作っている人もいるかもしれませんが、なかなかそれを消費者起点というか、買う方の立場で作るのは難しいと感じました。カラフルに作れば目をひくというだけでなく、何が安いのか。どういうパターンでチラシを作っていけばよいのかというのは難しいです。消費者からみたチラシの見方としては、「Zの法則」というように、安いものを組み立てていけば目につきやすいチラシができるとあります。
いままでは売り手市場だったのがどんどん変わってきている。やはりカボチャとトマトのおいしいものを販売しないと支持される八百屋にはなりません。
私たちの市場取引や全体の流れを見ても一般的な社会は週休二日制が主流になっています。経済性と社会性のかねあいをとると、消費者起点になっていた。消費者がどのようにみているかを見極めていくことがチラシを作成するうえで重要だと思います。
ただ安いよ、安いよと値段を入れるだけでなく、売り手側からお客さんにラブレターを出すのだという気持ちでやればそれなりのやり方が出てくるのではないかと思います。
100年の間に、いろいろな人間関係が出てきました。こうした人間関係が根底にあって物事が進むのではないかと感じたことがあります。チラシをまくにしてもどこかに頼まなければならないし、折込チラシという形で入れるわけですが、イベントを通じて知り合っている販売店にお願いをしています。いまはインターネットの時代で情報が瞬時にとれます。何丁目に何世帯が住んでいるというデータがとれます。そのへんをどのように振り分けるかを分析し、経費を最小限におさえた新聞チラシも必要ではないかと感じています。
これからは試行錯誤しながらやっていかなければいい方法はないでしょう。いろいろな人と情報交換とし、自分の知識として積み重なっていくのだろうと思います。今、知らず知らずのうちにIT社会になってきています。オンラインで残高照会するなど、携帯電話でいろいろなサービスを受けられるようになりました。政府も2003年には電子政府をとりいれるそうです。そのような世の中の流れに対してどのように取り組んでいくかが重要になってきていると思います。私たちは市場の取引、市場の流れの中で人間関係が培われてきたわけですから、そのへんを土台にどのように新しい問題に取り組んでいくかが我々の課題ではないかと思います。
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